(2020.06 DTM制作)(VSE)
ドヴォルザークのスラブ舞曲集は、ブラームスのハンガリー舞曲集の成功を受けて、ブラームスから勧められて作曲されたものです。原曲が四手用ピアノ曲であることはハンガリー舞曲集と同様ですが、オーケストラへの編曲はすべてドヴォルザーク自身が行っています。最初の舞曲集である作品46は8曲からなり、1878年に作曲されました。今回の第10番と13番はその後の第2集の作品72に含まれ、1886年から1887年にかけて作曲、編曲が行われたものです。第2集では第2番と5番になりますが、第1集に引き続く番号として第10番、第13番と表記しています。
第10番(作品72-2)は抒情的で哀愁に満ちた美しい曲で大変有名ですので、かねてからDTMで作ってみたいと思っていました。1曲ではつまらないので、同じ作品72の中から、第13番も制作してみました。有名ではありませんが、荘厳さと溌溂さとを持った曲です。
楽器編成は、第10番ではフルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、ティンパニ、トライアングル、弦5部です。第13番ではこれにトランペット2、トロンボーン3、シンバルが加わります。
第10番 作品72-2 ホ短調 (MP3ファイル、5.3MB、5分40秒)
第13番 作品72-5 変ロ短調 (MP3ファイル、2.5MB、2分37秒)
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