(2021.12 DTM制作) (VSE)
ピアノと管弦楽のためのロンド ニ長調 (MP3ファイル、6.7MB、7分07秒)
この曲は1782年(モーツァルト26歳)に作曲されましたが、1773年(17歳)に作曲したピアノ協奏曲第5番ニ長調K.175の第3楽章の別稿として作曲されたものです。ウィーンに移住して、コンスタンツェと結婚したモーツァルトは、生活のために頻繁に演奏会を開きましたが、その際第5番の協奏曲のフィナーレをウィーンの聴衆の趣味に合うように書き換えました。演奏会では大喝采を受け、アンコールでも度々演奏されたようです。
ロンドと名づけられていますが、主題と7つの変奏、それにカデンツァとコーダからなる変奏曲です。変奏の間に主題の原型が何回か顔を出し、ロンドのような形をとるので「ロンド・ヴァリエ」と呼ばれます。編成はピアノに加え、フルート、オーボエ2、ホルン2、トランペット2、ティンパニ、弦5部です。コメントがあればこちら(ブログの紹介記事)からお願いします。